1. インビザラインとは?
インビザラインは、透明なマウスピースで歯並びを矯正する治療法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、目立たずに矯正できることが最大の特徴です。
インビザラインの特徴
項目 | 内容 |
装置の見た目 | 透明で目立たない |
取り外し | 可能(食事・歯磨きの際に外せる) |
痛み | 比較的少ない |
通院頻度 | 1~2ヶ月に1回程度 |
2. インビザラインが向いている人・向いていない人
✅ 向いている人
- 前歯の軽度~中度の凹凸
- 出っ歯や受け口の改善
- 部分的な矯正を希望する人
- 職業上、装置が目立つことを避けたい人
❌ 向いていない人
- 重度の咬み合わせの問題
- 歯の回転が大きい場合
- 顎の骨格に問題がある場合
3. 治療の流れ
STEP1:初回相談
・歯並びの状態を確認
・治療の可能性や期間、費用の概算説明
STEP2:精密検査
・3Dスキャンやレントゲンで詳細なデータを取得
STEP3:治療計画の作成
・専用ソフトで治療後の歯並びをシミュレーション
STEP4:マウスピースの作成・装着
・オーダーメイドのマウスピースを作成
・約2週間ごとに新しいマウスピースに交換
STEP5:保定
・治療後、後戻りを防ぐための保定装置を装着
4. インビザラインのメリット・デメリット
✅ メリット
- 目立たない:透明な装置のため、気付かれることが少ない
- 取り外し可能:食事や歯磨きが通常通りできる
- 口腔内を傷つけにくい:金属アレルギーの心配がない
- 事前に仕上がりが確認できる:3Dシミュレーションで治療結果をイメージ可能
❌ デメリット
- 自己管理が必要:決められた時間装着する必要がある
- 適応症例が限られる:重度の症例には不向きな場合がある
- 装置の交換が必要:2週間ごとに新しい装置に交換する手間がかかる
5. 症例紹介:30代会社員Bさん
■ 治療前の悩み
・前歯の凹凸がコンプレックス
・接客業のため、目立つ装置は避けたかった
■ 治療内容
・インビザラインによる全体矯正
・治療期間:18ヶ月
■ 治療後の変化
・歯並びが整い、笑顔に自信が持てるようになった
・装置が目立たないため、治療期間中もストレスが少なかった
6. よくある質問
Q. 治療期間はどれくらいですか?
A. 症例によりますが、1年~2年半程度が目安です。
Q. 痛みはありますか?
A. 装置の交換時などに多少の痛みや違和感を感じることがありますが、一般的なワイヤー矯正よりは軽度です。
Q. 保険は適用されますか?
A. インビザラインは自費診療となるため、保険適用外です。ただし、医療費控除の対象となる場合があります。
7. まとめ
インビザラインは、「矯正していることを気付かれたくない」という方に最適な治療法です。しかし、自己管理が必要なことや、症例によっては適応できない場合もあるため、まずは専門医に相談することが重要です。
🔍 ポイント
・複数の歯科医院で相談する
・治療計画やシミュレーションをしっかり確認する
・アフターケアの内容も確認する